Karoの上り認定の挙動について(後編)

先日の記事(→こちら)の続きです。
スラムのカルーが 上りルートとして認定したにも関わらず
それを取り下げるケースなどについて書きます。
地名やルートについては
地元じゃない人には さっぱり分からない内容を含みますが
ご了承ください。
RIMG0355msn6.jpg
↑これは私の六甲山周りの脳内地図です。
上の地図でいうと 大阪方面から国道2号線を
夙川(しゅくがわ)あたりまで走り、
神楽町という交差点で右折,
地図にある県道82号線は鷲林寺(じゅうりんじ)という
お寺が道中にあって 周辺の地名にもなっており,
私は「鷲林寺ルート」と呼んでいます。
甲寿橋(こうじゅばし)という交差点で左折して以降は
舗装路の範疇での頂上である一軒茶屋までは
一本道です。

しかし,六甲山のタイムを測るルートとして
一般に合意が得られているのは
逆瀬川駅~甲寿橋~一軒茶屋という
「逆瀬川ルート」です。
鷲林寺から上る場合ですが,
スタート地点として複数人が溜まれる場所がなく
甲寿橋までの道が狭いうえに 車通りが多いので,
追い抜きのタイミングが交通量に左右されます。
しかも けっこうな激坂で,甲寿橋までの平均勾配は
逆瀬川ルートより はるかにきついです。

なぜ逆瀬川ルートから上らないのかというと,
私が 逆瀬川駅までの行き方を知らないからです。
逆瀬川ルートから上ったことは
生涯で5回くらいはありますが,
いずれも甲寿橋から下ってきたのを
上り返したというルートになります。

RIMG0354msn6.jpg
↑逆瀬川ルートの甲寿橋付近に
緑の網掛けを描いていますが,
これは ゴルフ場のコースを分断するように
道が通っているので
ゴルフボールが道行く車などに当たらないように
道の上にネットをかけている区間です。
そこから ちょっと下ったあたりに
宝塚に本店がある「パンネル」というパン屋さんの
逆瀬川店が 道沿いのマンションの
1階に入っており,「行けっ!パンネル!」などと
ハマーン・カーンのようなことを言いながら
寄ったものですが,六甲山に詳しいお客さんに
その話をしたら そのパンネルは
とっくの昔に閉店していると言われました。
・・・調べたら 平成22年(2010年)の10月に
閉店していました。
どれくらい 逆瀬川ルートを上っていないかってことです。

逆瀬川駅から帰る場合は 甲寿橋まで上って
鷲林寺ルートを下るか,
東のほうに テキトーに走って
国道176号線(イナロク)の 見覚えがあるところに出たら
十三に向かって南に走るという
再現性が低く 遠回りなルートで帰っていました。
鷲林寺ルートを下って神楽町で曲がって
大阪に向かって少し走った瓦木という交差点のあたりに
(帰りの場合は対向車線側になりますが)
夜来香(イエライシャン)という中華料理店があり
よく そこで皿うどんを食べたものですが
こちらも 2020年の10月に閉店しています。

RIMG0356msn6.jpg
全くコンセンサスが得られていない鷲林寺ルートですが,
神楽町を曲がって JR神戸線のさくら夙川駅の
高架をくぐり その先の若松町という交差点で
阪急神戸線の高架をくぐった先にある
阪急甲陽線の踏み切り(高架化していない)を
私は スタート地点にしていました
(上の図の 赤で描いた踏み切り)。

若松町のひとつ先の交差点にセブンイレブンがあり,
そこで補給が出来ましたが
いま調べたらグーグルマップで追える限界の
2009年11月時点で すでに閉店しており,
現在は内科のクリニックが入っていました。

夙川とか西宮付近に お住まいの方でも,
近所の鷲林寺ルートではなく
誰かと上りタイムの話をするときに
話が通じる逆瀬川駅ルートを上るのでしょうか?

で,6月28日の早朝3時31分スタートで
のむラボから「カルーのナビに100%従う」というルールで
逆瀬川駅まで行き,以降は甲寿橋まで上り
鷲林寺を下って帰るというルートを走りました。
走り始めは大粒の雨がバタバタと降り続けるという天気で,
日の出あたりからは小雨になりましたが
終始 路面は濡れていました。

saka011msn6.jpg
↑というルートの ハンマーヘッドダッシュボードの
ログが こちらです。
淀川の手前にある紫色の丸は
帰りの道中に ラップタイムのボタンを
誤って押したものです。
私の カルーにおけるラップライムの記録は
99% 誤タップによるものです。

RIMG0355msn6.jpg
冒頭の脳内地図を もう一度。
カルーのナビにより
2号線の武庫大橋西詰という交差点を
北に曲がり 県道114号線という道を走りました。
本当に 初めて走る道です。
この道は 武庫川に沿っている道ですが
片側一車線ずつの狭い道で,
時間が時間なので 車通りは少ないものの
車がトラックである確率が非常に高く,
道が狭いので トラックは見通しのいいところで
センターラインを割りながら
私を大きく避けて追い抜いていきます。
その際,悪気が無いのは確かですが
タイヤからの強烈な水はねを 何度も かぶりました。
先ほどの「パンネル もう無いで」と言った人とは
別の人から 後日,「逆瀬川駅へは 河川敷に降りて
ギリギリまで河川敷を走ったほうがいいぞ」
と教えてもらいました。

この道は狭いのとは別に 高架を何度もくぐる道でもあり,
そのたびに道が 小学校のプールの授業の前に
腰まで浸かりながら通る消毒槽のように
(最近は あれ やらないらしいですね,
新設校だと そもそもプールに設けてないとか)
凹んでいて,冠水路とまではいかないものの
まあまあ大きな水たまりが出来ていました。

RIMG0357msn6.jpg
逆瀬川駅の直前まで114号線を走り,
最後に左折をするのかと思っていたら
ある分岐で武庫川から離れるように
ぐわーんと 左に丸く曲がれと指示されました。
上の図の描き足した点線が それで,

saka012msn6.jpg
↑カルーのログでは こうなっています。
画像にある グレー枠の白い丸は
逆瀬川駅として打っているピンです。
この住宅地を抜けるルート,
昼間なら ママチャリやスクーターの飛び出しに気をつけて
走るような 狭いというより見通しが悪い道でしたが
「カルーのナビに100%従う」というルールなので
その通りに走りました。

IMG_6732msn5.jpg
逆瀬川駅から甲寿橋まで上ります。
上の画像は駅に近い,スタートしてすぐのところですが
自動車の轍で 道が凹んでおり,
そこに出来た水たまりが けっこう はねるので
左タイヤの轍と 白線の間の ごく細い部分を
気を遣いながら 走りました。

IMG_6730msn5.jpg
IMG_6731msn5.jpg
逆瀬川の このあたりですが,
雨上がりを別として 晴れているときに
こんなに ごうごうと滝のように
水が流れていることはありません。

逆瀬川駅をスタートして すぐに,
六甲山の標高が 下りに転じる手前まで
(つまり一軒茶屋のあたりまで)を
カルー認定のクライム1として
自動生成したフォルダが
画面下から出てきました。

IMG_6733msn5.jpg
逆瀬川は武庫側の支流で,
逆瀬川駅からの上り始めは
道の左側に沿って流れていますが
しばらく走ると 道が川から離れる形で右に曲がり,
その少し先の白瀬川橋という橋で
川が道の下をくぐるので
今度は 道の右側に見えるようになります。

上の画像は
道から見える範囲の最後の逆瀬川で,
左側に 謎のモニュメントがあるところですが
この写真を撮ろうとして反対車線にUターンした瞬間に
クライム1の計測が終了しました。
あと どーでもいいことですが
ここが段々の滝になっていて 水が流れている光景は
雨上がりを除いて 晴れの日には見られません。

カルーのクライム認定ルートを走行中に
ルートから外れる(別の道に行く)だけでなく
Uターンをしただけでも その瞬間に
クライムが一旦 完了となる,
という挙動を示すことがわかりました。
このクライムは「完了(complete)」であり,
無かったことにはなりません。

それから また上り始めると,
ゴルフ場の網のあたりで 再び六甲山の上までの
クライム2を自動生成しましたが,
すでに甲寿橋の手前であり
直進(六甲山)ではなく 左折(鷲林寺ルート)した瞬間に
クライム2も 完了となりました。

IMG_6736msn5.jpg
甲寿橋の交差点です。

IMG_6737msn5.jpg
鷲林寺からの六甲山上りルートだと
上の画像 左下から来て
左上の道に左折する形になるので,
歩道を走ってますアピールにより
信号には 実質ひっかかりません。

この走りの直前に 前輪のディスクローターを
140mmにしていて,
それのベッディング(あたり出し)に
鷲林寺の激坂下りが有用だと
思っていたのですが
新品のローター+雨天という条件で下ったところ
「減速は出来るが 即停止は出来ない」という状態が
ディスクブレーキでも起こりました。
ちょっと ブレーキを開ける(レバーを握らない)だけで
時速50kmとか すぐ出るぜ ヒャッハァ

ここまでの話を ハンマーヘッドダッシュボードの
ログで見てみます。
saka013.png
↑右上の白い丸は 逆瀬川駅で,
左にある白い丸は 六甲山の一軒茶屋です。
走ったルートの標高グラフが下にありますが
これの最高点は甲寿橋です。
その下にある青いバーは
カルーが上りと認定した クライムの記録,
その下の紫色のバーはラップタイムで,
帰りのところで 誤タップしています。

誤りとはいえ ラップタイムを取ったことによって
そこまでをラップ1,そこからがラップ2となりましたが
もしラップタイムを一切 取らなかったログの場合は
この紫のバー自体が表示されません。

saka014msn6.jpg
クライム1の部分をクリックすると,
ルート上のクライム1に相当する部分が
黒から青色の線になりました。

ここから,クライム1の始点と終点を
拡大して見てみます。

saka015msn6.jpg
↑始点です。
駅の自販機で缶コーヒーを買って
最初の橋の前で記念撮影してから
スタートした軌跡が残っていますが,
それはいいとして 少し走り出した辺りから
クライム1が始まっています。

saka016bmsn6.jpg
↑終点です。
段々の滝を撮るために橋のところまで
Uターンした軌跡が分かりますが,
Uターンをした地点でクライム1が
打ち切られています。

saka017bmsn6.jpg
クライム1完了後に 少し走ると
その地点から六甲山の頂上までを
めげずに再び クライム2として出していきましたが,
すぐに甲寿橋で曲がったので
曲がった地点で完了となりました。

saka018msn6.jpg
標高のグラフの上に マウスカーソルを重ねると
その時点で採っていたデータが全て出ます。
あと,場所がどこだったのかが
地図のルートの線上に 黄色い点として出ます。
勾配がマイナス12%で スピードが時速36.3kmとあるのは
これでも ブレーキを必要以上にかけて減速しているところです。
ディスクローターのベッディングを下り一発で出したかったので。
フロント42Tシングルで リヤの歯数が10Tや11Tではなく
14Tにかけているのは下りでペダリングをしていないということです。

IMG_7298msn6.jpg
クソデカビープ音とともに
自動生成されたクライム1のフォルダが
画面の下から出てきたときに,
川の写真を撮るのと 走り始めが大雨だったので
完全防備していたレインウェアを 一部 脱いで
軽装にするのに カルーの計測を手動で止めました。
その間は一切 走行していません。
何分も止めたわけではありませんが,
同じ地点のまま 気圧の変動があったようで
標高が断崖絶壁で変わっています。
ここのログを拡大して
1秒ごとに記録された斜度を見ていくと
ある0%から0%までの間で
0% 23.6% 30.4% 39.3% 47.1%
53.5% 58.5% 54.2% 0%と変動しており,
この最大値の58.5%が この日の最大斜度として
記録されていました。
必ず起こるわけではありませんが,
カルーの計測を手動で止めた覚えがある日は
最大斜度のデータに とんでもない数値が出ることがあります。

私は以前,ポラールの心拍計の
走行時の斜度の表示は
直近で走った標高のデータから算出しているので
数秒前に走っていた道の斜度を出す感じで 遅れがある,
対してカルーは 元から知っている地図のデータから
現在地の斜度を表示しているようで
ポラールにみられる遅れが無い,
というようなことを書きました。
しかし それなら この手の斜度表記のバグが
起きるのは おかしいはずです。

もうひとつ 分かっていることとして,
たとえば マンションの5階で
ポラールとカルーで それぞれGPS信号を捕捉させてから
ほとんどGPS上での位置を変えずに(エレベーターや階段)
1階に移動した場合,ポラールは標高が15mほど下がるものの
カルーは5階で出たままの標高の数値が変わりません。
が,1階に下りたばかりの時点では
とんでもなくマイナスの斜度を表示することがあります。

では カルーは 現在の標高は地図のデータからの引用,
斜度の表記は 気圧計準拠になるのかというと
そうも言い切れないことを確認しました。
階段ではなくスロープになっていて
自転車も上がれる歩道橋に上ると
カルーの標高が 6mほど上がり,
歩道橋から降りると 6mほど下がります。
これは標高も 気圧計のデータを参考にしているということです。
この場合は階段やエレベーターと違い
数十mは移動しているので
GPS的には はっきりと動いていることになります。
GPSのデータに地表ではなく,歩道橋の正確な位置まで
入っているとすれば 歩道橋の真下に入ると
その間だけ標高が6mほど上がることになりますが

Related Products on Amazon

* Amazon affiliate links — prices may vary